米下院、夏時間の恒久化に向けた法案を可決

(2026年7月15日)

2024年3月7日、ダラス郡裁判所の歴史的な時計塔の針を進めるチャック・ローザー(右)とドン・バグ。1890年に建造されたこの機械式時計は、年2回の夏時間への切り替えに合わせて、手動での注油と時刻合わせを必要とする。(AP Photo/LM Otero) 【資料写真】

By Mary McCue Bell – The Washington Times – Tuesday, July 14, 2026

 夏時間を恒久化し、米国民を悩ませる年2回の時刻変更を廃止するための法案が、下院で史上初めて可決された。昨年秋に同様の法案を否決した上院に対し、新たな試練が突きつけられる形となった。

 

 下院は、バーン・ブキャナン下院議員が提出した「サンシャイン保護法(Sunshine Protection Act)」を、308対117の投票で可決した。同法案は、夏時間を通年での標準時間にすることを目的としている。

 

 議長代行を務めるテネシー州選出の共和党、スコット・デズジャレズ議員は、議場内でビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」を流し、この節目を祝った。

 

 同法案が下院を通過したのは今回が初めてであり、年2回の時刻変更を廃止しようとする50年以上にわたる試みの中で、初めて実質的な立法上の進展が見られた。

 

 フロリダ州選出の共和党員であるブキャナン氏は、同法案が「年2回も時計を合わせるという、時代遅れで不人気な慣習」に終止符を打つのに役立つと述べた。

 

 「米国民は年に2回、時計の変更を強いられている」と同氏は下院の議場で語った。「こうした変更は、理由もなくスケジュールを混乱させる。この時代遅れの慣習は、全米の家族、労働者、学校、そして中小企業にとってストレスとなっているのだ」

 

 ブキャナン氏が2018年以来、連邦議会の各会期において提出してきたこの法案には、上院にも対応する法案が存在し、フロリダ州選出のリック・スコット上院議員(共和党)が推進している。

 

 昨年10月、スコット氏は全会一致による迅速処理を試みたが、阻止された。

 

 下院での可決は上院への圧力となるが、上院に強制的な行動を強いるものではない。

 

 上院指導部はブキャナン氏の法案を直接審議するか、あるいはスコット氏が自身の法案の採決を再度試みる可能性がある。

 

 上院を通過すれば、トランプ大統領が署名して成立することはほぼ確実視されている。同氏は一貫してこの法案の承認を支持してきたからだ。

 

 「サンシャイン保護法」は、年2回の時刻変更を廃止するための6つの提案のうちの一つであり、上院に提出されているのはこれのみである。しかし、何を恒久的な標準時間にするかについては、議員の間で意見が分かれている。すなわち、標準時(冬時間)にするか、夏時間にするかである。

 

 「冬時間」とも呼ばれる標準時は、正午に太陽が最も高い位置にくるよう、時計を太陽の動きに密接に合わせる。一方、「夏時間(DST)」は、夕方の日の長さを延ばすために、暖かい季節に時計を1時間進める。

 

 米睡眠医学会などの団体は、人間のサーカディアンリズム(体内時計)に最も適していることから、標準時の恒久化を支持している。対照的に、夏時間は自然な日照時間にスケジュールを合わせることで、屋外活動ができる時間を延ばすことができる。

 

 ブキャナン氏は、小売業、観光業、ユーススポーツ、レクリエーションへの恩恵を挙げた。夕方の日の長さが1時間増えることで、店舗の営業時間の延長や屋外活動の視認性向上が可能となり、最終的には雇用創出につながると主張している。

 

 現行の統一時間法(Uniform Time Act)では、ハワイ州やアリゾナ州の大部分がそうしているように、各州は夏時間を廃止して標準時を恒久的に採用することを選択できるが、現在、夏時間を恒久的に採用できる州は存在しない。すでに19の州が夏時間の恒久化を支持する決議案などを可決しているため、ブキャナン氏の法案が成立すれば、国のデフォルト(標準設定)は夏時間の恒久化へと転換される。その際、各州は代わりに標準時を選択して夏時間を回避することが可能となる。

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