トランプ氏、カナダの山火事対策として関税による「支払い」を要求示唆

(2026年7月18日)

2026年7月17日(金)、ニュージャージー州ジャージーシティから見たニューヨークのスカイライン。山火事による煙が空を覆っている。(AP通信/ライアン・マーフィー)

By Tom Howell Jr. – The Washington Times – Friday, July 17, 2026

 トランプ大統領は、オンタリオ州の山火事から米国へ流れ込む煙による被害を理由に、カナダ製品への関税引き上げを示唆している。

 

 トランプ氏は、米国が「不潔で汚染された不健康な空気によって、不当に侵略されている」と述べ、マーク・カーニー・カナダ首相に説明を求める方針だ。

 

 「本日中に首相に電話をし、この問題に対してどのような対策を講じるつもりか確認する。その損害は計り知れない!」と、トランプ氏は金曜、SNSに投稿した。

 

 カナダ政府の今月の報告によると、数百件もの山火事が発生しており、オンタリオ州北部での乾燥した天候が、最悪の事態の一因となっている。

 

 煙は南下してデトロイト、クリーブランド、ニューヨークといった米国の主要都市を覆い、霞んだ不気味な風景を作り出している。

 

 トランプ氏は、カナダが「基本的な森林管理と残渣(ざんさ)の除去」を怠っていると非難。影響を受けた地域の共和党議員らも、カナダが責任を負うべきだと主張しており、トランプ氏の指摘に同調している。

 

 【関連記事】「極めて不健康」:カナダからの山火事の煙がコロンビア特別区の空気質を悪化させる

 

 科学者らも、米国における山火事の増加と煙の発生について、気候変動が原因であるとしている。温暖化と乾燥化が進むことで、火災の発生は避けられないとの見解を示している。

 

 カナダの天然資源局は、新たな火災を防ぐため、住民に森林利用における注意を呼びかけている。また、同局は山火事への備えと対応を強化するため、計125万ドル規模の6つのプロジェクトを最近発表した。

 

 トランプ氏は輸入製品に対し10%のグローバル関税を課しているが、山火事を理由に、どのようにカナダに対してより高い関税を課すつもりなのか、その具体的な計画は不透明だ。

 

 最高裁は、1977年の経済権限法に基づき、個別の国に対して容易に関税を引き上げ、または引き下げることができる大統領の権限を違憲とした。

 

 そのためトランプ氏は、安全保障上の懸念や不公正な貿易慣行に関する調査を行った後、特定の製品分野を対象とすることを認める権限を利用している。

 

 ワシントン・タイムズ紙は、カナダ首相官邸にコメントを求めた。

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